「大学院に入るなんて難しそう」と考えている方はいませんか?
結局頭が良いから大学院に入れたんでしょ?大学院受験て難しそう!という周りからのコメントが非常に多いです。結論から言うと、
看護系では大学院入学の目的さえ明確であれば、そこまで難易度は高くありません!
その理由も含めて解説していきます。
大学側が歓迎している
看護教育の変革
日本看護協会は、看護師の高学歴化を図っており看護師養成を大学教育へと移行していきたいと考えています。
そのため、将来的には専門学校を廃止していくという話もあります。
(すぐには無理でしょうが)
大学教育を推進するということは、看護系の大学教員が必要なのです。
しかし!看護資格を有し、かつ大学で教員として働くことができる修士・博士課程を修了しているものは非常に少ない現状です。そのため教員数の確保が必要=大学院へ進学する看護師が必要なのが現状です。
こうした背景から、大学側も受験性に対して非常にウェルカムな姿勢でいることが多いです。
看護研究を促進したい
日本での看護研究は1975~1980年頃から急激に増加しています。
しかし、研究をできるだけの十分な知識や能力があるとは言えず、質の高い看護研究とは言えないものが多かったのです。
皆さんも分かる通り、看護にはエビデンスが求められます。しかし現状は十分なエビデンスを証明できるだけの研究が看護業界では進んでいないのです。
医学の世界では研究が非常に発展していますが、看護の世界ではまだまだ駆け出しの状況に過ぎないのです。
こうしたことから、現代の看護業界では質の高い看護研究ができる人材を育成していきたいのです。
すなわち、看護師の大学院進学を歓迎する大学が多いということです。
英語は準備が必要
大学側は看護系の大学院進学をウェルカムな姿勢でいることをお伝えしました。
しかし、英語が試験科目に必須な大学がほとんどです。
看護師で英語が得意な方ってあまり多くないと思います。
英語が全くできない!となると、難易度は一気に上がります。しかし私も英語は全然得意ではありません。きちんと準備さえすれば合格は可能です。
(ちなみに、私の大学にも本当に英語がダメな方がいます。ですが合格しています。)
英語の難易度は大学にもよります。国公立でかつ国際交流に力を入れているような大学だと求められる英語の力も高くなる傾向にあります。
その辺りは過去問を取り寄せたり、必要なTOEICの点数基準などを確認しておくと良いでしょう。
私は英語の長文読解がかなり苦手だったので、予備校に通いました。
研究したい熱意が重要
大学院受験で一番重要なのは、何を研究したいのか!研究したい熱意です。
これが曖昧だと落ちますし、ここがはっきりしていれば難易度は高くないと言えます。
もちろん大学のレベルにもよりますが、看護系大学院は落とすための試験ではないことがほとんどです。むしろウェルカムなところが多いです。
頭の良さではなく熱意を求めています。
もし、「大学院受験に興味はあるけど、頭良くないから無理だよー。」なんて考えている方がいたら挑戦してみることを強くお勧めします。
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