看護系大学院では、入試で英語の筆記試験があるところが大半です。最近では試験のみではなく、TOEICやTOEFLのスコアの提出が必須であったり、スコアの提出で英語の試験が免除となる制度もあります。今回はTOEICの点数は何点必要であるのか?そして本当にTOEICの受験は必要なのか?について徹底解説していきます。
TOEICとTOEFLの違い・どちらを受けるべき?
点数スコアシートが求められる場合、
一般的にTOEICもしくはTOEFL、IELTSのどれかでの提出が求められる大学が多いです。
IELTSはイギリス英語での試験になります。
また、リスニング・ライティング・リーディング・スピーキングの4技能
が求めらます。
出題単語も非常に幅広く専門用語なども出てきます。
受験料もおよそ2万円と高価。
大学院受験のためだけであれば、
難易度は高いのでIELTSは選択肢から外しましょう。
TOEICの特徴
・TOEIC Listening & Reading(L&R)とTOEIC Speaking & Writing(S&W)の2つがある
一般的にはL&Rのことを指すので、本記事でもTOEICはL&Rを指します
リスニングとリーディングの2技能
・ビジネスシーンや日常会話を想定した英語力を測定
・約120分の試験で受験料は約8000円
・990点満点で点数を算出
TOEFLの特徴
・ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4技能
・大学講義や学術的なシーンを想定した問題が多い
・約180分の試験で、受験料は$245(約27000円)
TOEICとTOEFLの違いについては、ざっくりこのような感じです。
TOEFLの方がスピーキングやライティングも必要であることから難易度が高く、
受験料も高いです。
受験校を絞り、募集要項を確認の上
どちらの試験でも認められているのであれば、
TOEIC一択です。
TOEICの必要点数の目安
おおよその目安としてTOEICは600点以上で英語の試験免除などされるケースが多いです。
しかし大学によって様々なので、
募集要項を要チェック。
英語が苦手な方は
TOEIC600点は大きな壁です。
TOEIC受験が初めてで、かつ英語に自信がない方は
まずは600点を目指すことが大事だと思います。
私は以下の本でTOEICの勉強に取り組みました。
初めての受験の人にはとってもおススメです!
TOEIC受験は絶対必要なのか?
関東近郊の大学院
2024年(令和6年)入学試験の
英語の試験・スコア提出状況が以下です↓↓
・東京大学大学院 医学系研究科
修士課程→TOEFLもしくはIELTSのスコア提出必須。英語の試験は実施しない。
・東京都立大学大学院 人間健康科学研究科
博士前期課程→現在のところはスコア提出なし。英語の試験実施。
※2025 年度入学試験より、一部の学域では試験当日の筆記試験に代わり、出願時に外部英語検定試験の結果を提出を求める予定との記載あり。
・筑波大学大学院 人間総合科学学術院 医学系 看護科学プラグラム学位
博士前期課程→英語のスコア提出なし。英語の試験を実施。
(看護科学プラグラム以外では
TOEIC,TOEFL,IELTSいずれかの提出必須)
・千葉大学大学院看護学研究科
博士前期課程→英語スコア提出なし。英語の試験を実施。
・群馬大学大学院保健学研究
博士前期課程→TOEIC,TOEFL,IELTSのいずれかのスコア提出で
英語の試験免除可能。
見て頂ければわかる通り大学によりけりです。
・英語の試験は実施しないのでスコアの提出必須
・スコアの提出で英語の試験免除可能
・スコアの提出は不要。英語の試験あり。
などのパターンに分かれます。
これらのことからも
受験校を絞って募集要項を確認することが重要
だとお分かりいただけます。
大学院受験で最もネックになる英語の試験、
早めに受験校を絞り、英語対策に取り組みましょう!
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